高級ワインを経費に
2025年05月12日
私はもちろん飲んだことはありませんが、主にフランス産などで1本100万円を超える(!)高級ワインが存在することは私も知ってます。で、その高級ワインを経費として計上していた会社に税務調査が入り、高級ワインの経費計上が否認された・・・、かと思いきや、なんと経費として認められたという事例をネット上の記事でみかけました。
この会社は主に富裕層を顧客とするコンサルティング会社で、ワインを投資対象とするワイン投資のセミナーなども開催していたそうですが、このセミナーへの参加会費はもちろん会社の収入として計上し、セミナーの際には高級ワインの試飲や業者の紹介なども行い、まさに高級ワインをコンサルティングの商材として使っていたことが業務の一環として認められたのがポイントだったようです。
社長の趣味に基づく個人的な支出かそれとも事業上の経費かは、事業との関連性や必要性から判断されるわけですが、そこで必要性が認められれば、高級ワインはもちろん、たとえ高級外車であっても会社の経費とすることは可能です。が、ご自身の胸に手を当てて、やましい部分が少しでもあるなら税務上は否認されるリスクが出てきますから、社長のみなさまはくれぐれもご注意を。