西俊輔の「毎日楽しく」

街の電器屋さんのありがたみ

 先日、自宅で使っていた家電製品のコンセントのプラグ部分が曲がっているのに気づきました(私の責任ではない理由です。たぶん)。プラグ部分というのはあの2本のツノのことですが、かなり頑丈な作りでしたから、よっぽどの力がかかったんでしょうけど、ペンチなどでまっすぐに直せないこともなさそうでしたので当初は自分で直してしまおうと思いました。それでも一応、ネットなどで直す際の注意点を調べてみたところ、曲がったプラグはその時点で接触不良になってる可能性もあり、仮にまっすぐに直してもその状態で使用を続けると漏電や、最悪の場合は火災につながる可能性もあるので自分で直すのは避けたほうがいい、という記載を目にして、自分で直すのはやめました(みなさん、知ってましたか? コンセントプラグが曲がってしまった場合はご注意を)。

というわけで、電器屋さんに修理を依頼することにしたんですが、大手の家電量販店やメーカーだと、きっと、修理するより新しいものを購入するようすすめられると思い、近所の小さな電器屋さんに相談したところ、ありがたいことに対応してくれることになりました(実際、その電器屋さんからメーカーに問い合わせてもらったところ、その家電製品は型が古くてメーカー修理の対象になってないと言われたそうです・・)。コンセントプラグが曲がっただけなのに、まだ使える家電そのものを買い替えるなんてナンセンスですから助かりました。

昔は、こういうちょっとした修理や家電を買う際には近所のいわゆる街の電器屋さんに相談したものですが、大手の家電量販店の登場によって、こうしたお店はすっかりその数が減ってしまいました。それでも、現在も生き残っているところはこうして商売を続けているんだなということを実感する出来事でしたし、お客の立場で考えても、こういうサービスを提供してくれるところは今後も無くならないでほしいものですけどね。もちろん、こういうちょっとした修理だけでは商売にならないでしょうから、こうしたサービスを提供して普段からのお付き合いを大切にしておくことで、新しい家電製品を購入する際にはあえて価格の安い大手家電量販店ではなく、自分のお店で購入してくれる機会が増えるということになるんでしょうけど。特に高齢者世帯(我が家もまもなく・・・)は家電量販店まで車で買いに出かけるのも面倒ですから、家まで来てくれる街の電器屋さんはありがたく感じるでしょうしね。

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