ゲリラ雷雨
先月上旬、飛行機の乗り継ぎで羽田空港を利用したときのことです。羽田空港で旭川行きの飛行機に乗り換える予定だったんですが、到着する少し前の機内アナウンスでは東京の天候は「晴れ」とのことでした。ところが、東京上空に来ると割と厚い雲がかかっていて、着陸する際には西の空に真っ黒い雲と、雷のせいでその雲が時々ピカっとするのが見えました。「これは大丈夫かな・・・」という私の心配は的中し、着陸後の飛行機はボーディングブリッジまであと少しというところまで移動したあと停止し、そのまま動かなくなってしまいました。
機長の機内アナウンスによれば、雷が鳴り出したため空港の地上係員が避難してしまい、すべての飛行機に待機命令が出ているとのことでした。旭川便への乗り継ぎ時間がわりとタイトだったので当初はやきもきしていたんですが、「すべての飛行機が待機なら旭川便も飛べないな」とそこは少し安心して、機内で1時間ほど待たされたでしょうか。その間、飛行機の窓からは滝のような雨とあちらこちらに稲妻が走るのが見え、なんと、すぐ近くの滑走路付近には雷が落ちるのも目撃しました。こんな間近に雷が落ちるのを見るのはたぶん生まれて初めてだったと思いますけど、すごかったです・・・
そしてようやく雨も止み、空も明るくなってきたところで機長からの機内アナウンスがあり、「今いったん雷雨が止んでますが、このあとすぐにまた大きな雷雲が近づいてます。それまでのほんの少しの間、地上作業が再開しそうですので、10メートルほど先のボーディングブリッジにつけられるかチャレンジしてみます!」と言って飛行機は動き出しました。そしてとうとう、ボーディングブリッジがつけられる所定の停止位置まで進んで飛行機が止まり、シートベルトサインも消えたところで一部の乗客からは軽い歓声があがって皆一斉に立ち上がり、座席上の荷物棚から荷物を出して飛行機のドアが開くのを待ってました。
ところが、ここにきてなかなかドアが開かず、また機長からの機内アナウンスが・・・ 「残念ながらまた雷が鳴り出し、地上係員が避難を始めてしまいました。乗客のみなさまには大変申し訳ありませんが、ボーディングブリッジがつけられないため飛行機のドアを開けることができません・・・ この雷雲が過ぎ去るまで1時間かあるいはそれ以上かかるかもしれません・・・」というわけで、そこからさらに1時間機内で待たされることになりました・・・ そして乗り継ぐ予定だった旭川便は欠航に・・・ こういう極端な天候はやっぱり温暖化の影響なんでしょうかね・・・