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スマホをゼロ円で快適に運用してみる秋

2021年10月20日

iPhoneにしました

この秋、3年以上使ったGalaxy Note 8から、iPhone 13 Proに乗り換えました。この機種はDSDSに対応しています。DSDS(デュアルシム・デュアルスタンバイ)とは、1台の端末に2回線を設定できてその両方で電話の受発信ができることをいいます。今回iPhoneに変更したのは、このDSDSに対応していることが理由のひとつでした。

※ちなみに、iPhone XR以降のすべてのiPhoneがDSDSに対応しています。

さて、タイトルにもあるようにスマホの月額料金を限りなくゼロにするのが今回のミッションです。ただ、いくらゼロ円でも速度が遅かったりしたら本末転倒。回線速度を犠牲にせずなるべく快適に運用するために私が考え出したのが次の方法です。

その1、電話として使うメイン回線を楽天モバイルにする

その2、通信用のサブ回線にauのpovo2.0を契約する

以上、2回線を使いますから、それらを1台の端末で運用するべくDSDSに対応しているiPhoneが必要だったというわけです。そしてこれでゼロ円運用の完成です。以下、そのしくみをもう少しくわしく説明します。

 

それぞれの特徴について

楽天モバイルのいいところは、月間の通信量が1GB以下ならゼロ円なうえ、通話料も無料な点です。ただこの料金体系が適用されるのは1回線目のみで、2回線目の契約からは通常料金が発生してしまいます。したがって、通話としても使うメイン回線のみを楽天モバイルにするのが得策となります。

一方、auのpovo2.0は使いたいときだけ料金を支払う、トッピングというシステムを採用しており(プリペイドカードみたいなものですね)、使わなければゼロ円で維持できます。ただし180日間、まったくトッピングを使わないと解約されてしまう点は注意です。楽天モバイルの1GBでは足りないときの通信量をカバーするためにサブ回線をpovo2.0にして、必要なときだけ有料トッピングします。

なお、1回線目と2回線目に違う通信業者を選んだのにはゼロ円運用のため以外に、別の重要な意味があります。その点について次で説明します。

 

2回線持つことの重要性

私は昨年から電話番号を2つ持つようになりました。1回線目は長年使っているメインの電話番号でドコモのahamoを契約しています。もう1回線は昨年からサービスがスタートした楽天モバイルです。1年間無料で使い放題だった点に惹かれて契約した2回線目でしたが、最近、複数回線持つことのとある重要性に気づいたのです。

それは先ごろのドコモ回線による全国規模の通信障害の件で、でした。あのとき私がドコモしか契約していなかったら完全にお手上げ状態になっていたと思います。事実、多くの人がなにもできず八方塞がりだったと聞きます。私は別業者の回線がありましたから、こういった不測の事態にも難なく対応できました。

考えてみたら地震や台風などでの災害発生時にも同様のリスクは起きうるわけで、それを回避するためにも1回線ではなく2回線目を別の通信業者で契約しておくことは命を助けることにもつながる重要な備えであると気づいたのです。

 

さてどうなるものか

話は戻りますが、さてふだん外での利用が少ない私にとっては、とりあえず楽天モバイルの1GBでゼロ円運用し、足りない場合はpovo2.0の30日間3GB(990円)をトッピングすれば、ほとんど通信費をかけずに快適に運用できると見込んでいます。

年間4万円ほど払っていた通信費を数千円にまで落とせるので節約効果は非常に高いです。とりあえずしばらくはこれで運用していこうと思っています。

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