「あきらめなければ何が起きるか分からない」
2021年01月05日
今年の1月2日・3日の箱根駅伝は、大変見応えがありました。
というのも、アンカーが走る最終10区で、しかもゴールまであと僅かという所で、
まさかの大逆転劇があったからです。
2日目の復路では、1日目の往路で優勝した創価大が終始リードを保ち、
10区のスタート地点に、先頭を走る創価大の選手が入ってきた時には、
2位の駒澤大とは3分19秒の差がありました。
これはどう見ても、このまま創価大が優勝するに違いない。
誰もが思っていたはずです。
ところがその後、創価と駒澤の走者の間隔は次第に短くなり、
苦しそうな表情で走る創価の走者の後方、
軽々と走る駒澤の走者の姿が見えてきました。
「あれ、これはもしかすると?」と見ていたら、
両者の間隔は見る見る縮まっていき、
遂には駒澤が創価を抜き去って、
差を拡げていったのです。
最終的には、駒澤は2位の創価に52秒の差をつけて、
ゴールに飛び込んだのでした。
タイトルに掲げたのは、
この優勝した駒澤大の大八木監督の言葉です。
「あきらめなければ何が起きるか分からない」
まことに、最後まで諦めずに全力を尽くすなら、
思いもよらない結果をもたらすこともある訳です。
正月早々、いいものを見せてもらいました。
(渡)