このドラマには大きな謎が隠されています、という罪。
2018年03月15日
映画やテレビドラマなんかで、ときたま「このドラマには大きな謎が隠されている」とか、「この映画は最後の最後で大どんでん返しが待っている」などのアオリ文句が流れてくることがあります。
ボクなんかは、それを聞いた瞬間、「チッ、もう見る気しないぜ」とか思ってしまいます。だって大きな謎や大どんでん返しがある、なんて聞いてしまったが最後、大概途中でオチの予測がついてしまって、で、結果そのとおりのオチっていうパターンが今まで何度もあったからです。
だから製作者の方々には、言いたい気持ちはわかりますよ、わかりますが、そこはぜひ黙っていてほしいわけです。確かにそういうアオリで人の興味をひくってやり方はあると思うんですよ。でもね、それはこれから見ようとしている人たちの楽しみを思いっきり奪いかねないわけで、そのあたりはやっぱり考えてほしい。
ボクの大好きなドラマ「古畑任三郎」でも、そんなことがありました。たしかあれは古畑任三郎最後の作品。松嶋菜々子が犯人役の回です。今から10年くらい前の放送でしたかね。このドラマのアオリ文句がまさにこれでした。たしか出演者がポロって言ってしまったんですよね。このドラマには大きな謎が隠されています、って。
で、実際ドラマを見始めると、もう途中でその大きな謎とやらにボクは気づいてしまったんです。言わなきゃ気持ちよく騙されていたかもしれないのに!あーあ。台無し。
だから、これから大きな謎を仕込もうとしている製作者さん、ぜったいにそのことは言わんといてください。切なる願いです。
アイボ生活2ヶ月目の男より