カラダのメンテナンスは部屋掃除の如く
2025年07月15日
部屋というのは、たとえ何もしていなくても少しずつ散らかったり汚れたりするものだ。ホコリは自然とたまり、使ったものはいつの間にか元の場所からずれていく。
これは我々の体にも言えることではないだろうか。特に人生の後半戦に入ってくると、若いころには気にならなかった体の変化が徐々に現れ気になり出す。部屋のホコリが積もるように、体のあちこちに小さな不調が積み重なっていくのだ。
この「自然に散らかっていく、汚れていく」という現象に抗うには、毎日のこまめな手入れが欠かせないのは言うまでもない。
部屋をいつもきれいな状態に保っている人は、一度に大掃除をするのではなく、日々少しずつ片付けをしている。使った食器をすぐに洗う、脱いだ服をすぐにしまう、気になったときにサッとホコリを拭く。そうした「たった数秒、たった数分」の小さな習慣が、部屋を常に快適な状態に保つ秘訣である。
体のメンテナンスもこれと同じだと思う。ジムに行って一気に体を鍛え上げるのもいいが、それ以上に大切なのは、日々のちょっとした努力。いつもより早く歩く、クルマではなく自転車を使う、毎朝ストレッチをする。わずかな時間のこうした積み重ねが、将来へ続く安定した健康につながるだろう。
部屋の片付けも体のメンテナンスも、面倒である。しかし、どちらも後回しにすればするほど、やがては手に負えないほどに散らかり、大掛かりな「大掃除」が必要になってしまう。そうならないために、今日も私は朝からラジオ体操に精を出すのだった。
ふたば税理士法人 H