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キミは驚異の宇多田VRを体験したか

2019年01月22日

うわっ、そんなに近づいてくるの!?めちゃくちゃ目が合うやん!やばいよこれ!

この、テンション上がりまくりの感想を実際に口にしたのは私である。

なんの話かと言うと、最近PlayStation VRにて配信が始まった宇多田ヒカルの生歌を体験したときの話だ。 ここであえて「体験」という言葉を使ったのには理由がある。それは「聴く」でも「見る」でもない、まさに宇多田ヒカルという一人のアーティストを体験している感覚に私は陥ったのである。

 

utada vr

圧倒的リアルな宇多田VRの一場面より

 

PlayStation VRがどういうものかいまさら説明も不要かと思うが、ざっくり説明するなら、それは目を覆うゴーグルを頭にかぶることで360度全方位が仮想空間になり、現実と仮想の区別がつかなくなる装置のことである。

宇多田ヒカルVRは、昨年開催されたツアーのリハーサル前に横浜アリーナで撮影されたという。衣装も本番と同じものを着用し、サポートメンバーも本番さながらに演奏、この撮影のためだけにソニーは専用の4Kカメラを開発するなど全社体制で取り組んだそうだ。

その映像はほかのVR映像と比較にならない圧倒的な没入感と立体感をもたらす。ここがただテレビで鑑賞するのとは大きく異なる点である。3D撮影なので横浜アリーナが立体的に感じられるのはもちろん、そこに立つ宇多田ヒカルも立体的でリアルで本物なのだ。

つまりこれを体験することは大げさでも誇張でもなく宇多田ヒカルのライブに行ったのとイコールだ。しかもプレミアの付いたSS席よりもさらに近いところで宇多田ヒカルを体験できてしまうのである。

3Dで撮影された宇多田ヒカルは手を伸ばせば触れられそうなわずか数十センチのところで、さらにこちらを見つめながら歌ってくる。私は男性だがおそらく女性でもこの視線には目をそらしてしまうくらいドキドキしてしまうだろう。

ソニーは今後もこのような圧倒的没入感をもたらすVRを制作していくという。私の願望としては、来年の東京オリンピックの開会式をライブでVR体験できないかと考えている。そうなれば自宅にいながら国立競技場の観客席に座ることができるのだ。これは夢がある。おそらくこのVR体験はビジネスとしても充分成り立つはずである。

話は逸れたが、宇多田VR、まだ体験したことがない人はPlayStationVRを買ってでも体験すべきである。その価値は充分にある。

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