ネズミ退治
2024年05月24日
春先、雪がだいぶん解けてきた頃、実家の母親が怒っていました。
「庭のブドウの木もバラの木も、冬の間にネズミにやられた。」
家の周辺に住みついたネズミが、冬の間、庭の雪の中を掘って、母が大事に育てていたブドウやバラの木の皮を剥いで食べてしまった、というのです。
見せてもらったら、たしかに、本来あるはずの木の皮がきれいに剥がされて、中身がむき出しになっていました。
「これじゃあ枯れてしまって花も実もできない。ブドウなんてシャインマスカットだから、今年ようやく実がなって、美味しいのが食べられると思ってたのに。バラだって毎年きれいな花を咲かせてたのにさ。ネズミのせいでワヤだわ。」
怒った母は、ネズミを捕まえてやると、やっきに。
「(家に配達に来る)トドックの運転手さんの話だと、ネコみたいに大きなネズミが、冬の間、家の周りを走り回ってたっていうから、普通の小さなネズミ捕りのカゴじゃあ入りきらないわ。」
それで粘着式のネズミ捕りをホーマックで買ってきて、ネズミが出入りしてそうな、庭のそばの物置に、5つほど仕掛けておきました。
そうしたら、雪が解けきった頃、物置を見に行ってびっくり。
ネズミが8匹もかかっていたのです。
ネコほども大きな、という訳ではありませんが、結構大きなネズミが2匹と、それよりは小さなネズミが6匹。どれももう死んでいました。
母の話では、その後も仕掛けておいたネズミ捕りに4匹かかって、捕れたのは12匹になったということです。
それでも母は安心できないらしく、ホーマックで新しいネズミ捕りを買い込んでいます。
「トドックの運転手さんの話では、家からもうちょっと離れた、線路の方の茂みになった空き地に、すごい大きなヘビがいたって。ネズミを餌にして生きてるんだわ。」
母の家があるのは新富小学校の近くの住宅地なのですが、その周りはネズミやらヘビやら、なかなかワイルドな環境になっています。
実家の庭のバラはだめになりましたが、ボタンがきれいに咲きました。
(ふたば税理士法人 渡)