所員ブログ

バッタを倒しにアフリカへ

2020年08月21日

表紙買いした本が面白かったです。

(→光文社HP)
バッタを倒しにアフリカへ
前野ウルド浩太郎/著

【帯より引用】
◎バッタ被害を食い止めるため、
バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。
それが、修羅への道とも知らずに……。
◎『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る科学冒険ノンフィクション!
【引用終】

一度見たら忘れない表紙です。

「ファーブル昆虫記」に始まる子供の頃の夢を追って、昆虫博士になった著者の悲喜こもごもブログといった感じで、さらっと読めます。
写真も豊富で、著者や研究所の職員によるスナップ写真inモーリタニアを見ているのも楽しいです。

実験の失敗談等、研究者ならではの話題もありますが、過酷な就職事情からくる将来への不安であったり、敬愛するファーブルゆかりの地を訪れた際の感動であったり、読んでるうちに自分事につい置き換えて「わかる~」となるところも多々ありました。

失敗してもあきらめない、別のアプローチを考える、行動し続けることの勇気を与えてくれる良書だと思います。

ただやはり、虫の写真も当然出てくるので、何が何でも虫を見たくない!と思われる方は薄目で読んだ方が良いかもしれません。
(虫の写真よりアフリカの風景・アフリカの人々の写真の方が多かった印象があります)

本棚買うか検討中の、よしでした。
(電子書籍なら場所を取らないけども、人に貸す事や手に取ってめくる感覚を考えるとやっぱり物理的に欲しくなりますね…)

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