ムーミン谷の十一月
2022年03月01日
ムーミンが好きで、よく雑貨屋などのコーナーを覗いては癒されています。
何が好きなのかといえば、あのフォルム。
白いカバのようなもちもちが、ぼーっと虚空を見つめている虚無感が最高にかわいいと思います。
仲間たちもユニークな見た目と性格をしていますよね。
そんな、ムーミン。このキャラクターはこんな性格で、こんなエピソードがある。という、断片的な情報や、小さい時に見たアニメの記憶はあるのですが、原作の小説を一度も読んだことがありません。
こんな状態でムーミン好きを名乗るのはダメだろうと、『ムーミン谷の十一月』という原作小説を買ってみました。
なんとこの本、ムーミン一家がムーミン谷を留守にしており、読んでいる途中の現在まで一度も姿が出てきません。ムーミン一家を訪ねてきたスナフキンなどのお客さん(?)が、ムーミンたちのいないムーミンの家で衝突しながらも勝手気ままに過ごしております。
実は、この本を買ったのは三年前くらいなのですが、なぜ初手ムーミンが出てこないムーミンの本を買うなんて決断をしたのか疑問に思いながら読み進めております。
ページをめくれどめくれど大好きなムーミンが出てこないのは、繁忙期の今、虚無感がすごいです。
きっと、読書中の私はムーミンと同じ目をしていることでしょう。
ムーミンが出てこないままどのように結末を迎えるのか、少し楽しみになってきました。
かき