友情
2024年02月28日
実家の本棚を整理していたら、学生の頃に読んでいた本が沢山出てきたので一冊紹介します。
武者小路実篤 「友情」
所謂三角関係を軸にした物語で、とても有名な作品です。
小説家志望の「野島」、小説家として評価されている友人の「大宮」、美しく聡明な「杉子」
男性2人と女性1人の三角関係のお話です。テーマとしてはありふれたものですが、私は作中に何度も出てくる手紙でのやり取りがとても好きで、手紙にはお互いの本音がしっかりと書かれています。
大切なのは友人か。自分を慕う女性か。
登場人物の性格がとてもはっきりしているところが魅力でもあります。作中主人公の野島は単純な男過ぎて少し面白いです。
「私はあなたのわきにいて、あなたを通じて世界のために働きたい。友情という石でたたきつぶさないでください。」
これは杉子の台詞です。野島と大宮、どちらへ向けた台詞かはぜひ読んでみてください。
ふたば税理士法人 彩