季節の和菓子 3
2024年10月30日
茶道において11月は重要な節目の時期で、この時期に行われる「炉開き」は、夏の道具から冬の道具へと入れ替え茶室の炉に初めて火を入れて、その年に摘んだ新茶をいただく儀式です。私が習っている流派では、お正月と同じでおめでたい行事です。
そんな炉開きに主にいただく和菓子が「亥の子餅」です。
亥の子餅の歴史は古く、平安時代から食べられていたようです。
現在でも、11月になると和菓子を取り扱うお店に並び、そのお店によって形や材料はさまざまで、羽二重餅を使用したものや、きなこをまぶしているものがあり、猪の子を形どっていて無病息災や子孫繁栄を願う意味があります。
この時期にしか食べられないので、お茶うけにしてはいかがでしょう。
ふたば税理士法人 すず