所員ブログ

季節の和菓子

2023年05月24日

5月も残り1週間となり、6月に食べていただきたい和菓子をご紹介したいと思います。

白いういろうの上に甘く煮た小豆をのせた「水無月」という三角形の和菓子をご存知でしょうか。

 

 

「水無月」には歴史があります。

遡ること平安時代、朝廷へ氷室から氷を献上していました。宮中の人々は高級品だった氷を口にしていましたが、庶民は口にすることができなかったため、氷のかたちをした「水無月」を食べるようになったと言われています。

また、京都では6月30日に「夏越しの祓(なごしのはらえ)」という1月から6月までの”罪や穢れ”を祓い清める神事が行われ、一年の残り半年の無病息災を願って「水無月」を食べる習慣があるようです。(旭川でも夏越しの祓を行なっている神社があるようです。)
 
茶道では、季節を感じる和菓子が出され、毎年6月になると茶会や稽古の時などに「水無月」を食べる機会があり、無病息災を願いながらいただいています。和菓子店やスーパーでも販売されますので、お茶と一緒にいかがでしょうか。
 
この他にも、その時期にしか食べられない和菓子がありますので、またご紹介できればと思っています。
 
 
す ず

一覧に戻る