所員ブログ

春なのに

2021年04月12日

今年は3月末には、旭川の街なかでも結構雪が解けていて、

春が近づいてきたことを実感しつつあった今日この頃ですが、

自分の実家の庭にうず高く積もった雪はなかなか固くて、

スコップで掘り返そうとしてもびくともせず、

庭の奥にある物置までの道を開けることもできなくて、

仕方なく放っておいたのですが、

この週末、実家に行ったら、庭の雪もようやく解けていて、

物置の扉を開くことができるようになっていました。

すると実家の母が、

「庭を見て気づくことないかい?」

と聞いてくるので、何だろう?と見てみましたが、

足元に可愛らしい花の蕾がいくつも並んでいることに気づいたぐらいで、

さっぱり分かりません。

「バラやブドウの樹を見てごらん」というので見ると、

どの樹の皮も剥げていて、幹の白い中身がむき出しになっているのです。

「冬の間にネズミが全部齧っちゃったんだ。

これじゃ、全滅だわ。

せっかく美味しい実が成るようになったのに」

母が言うには、物置の床下にネズミが巣を作っているようだと。

冬の間は雪の中に穴を開けてそこを寝蔵にして、

雪の中を掘り進み、行き当たった先の樹の皮を食い荒らすらしいです。

「何年か前にもバラが皆やられたわ。

それでも、また芽が出てきて花を咲かしてたけど」

去年の実家のブドウは、巨峰もデラウェアも美味しかった。

でもブドウはやっと実がいい感じに実ってきたと思ったら、

ムクドリとかカラスとかに結構食べられてしまっていました。

それを防ごうとしてネットをがっちり掛けたんですが、

奴らもどうにかして隙間から入ってきて、美味しい実を盗んでいっていました。

しかし今年は実が成る以前に、樹全体を駄目にされてしまっては…

母も悔しそうでした。

(渡)

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