札幌国際芸術祭
2017年08月29日
札幌市東区にあるモエレ沼公園は
世界的彫刻家イサム・ノグチにより設計された「大地の彫刻」である。
芝生の黄緑、木々の緑、空の青、雲の白などの色彩が絶妙な景色。
そこに、人口的でありながら、自然と調和して凛とした姿でたたずむ
ガラスで出来たピラミッド。
雄大で心地よく、何度訪れても飽きない大好きな公園だ。
そんな清々しい計算された公園にあるガラスのピラミッドの中に
何やら黄色いふわふわした大きなバルーンのようなものが・・・・
札幌国際芸術祭で展示してある作品だ。
遠くから見ると、ちょっと下品で直線的なピラミッドにそぐわないように思われた。
500円の入場料を支払って、ふわふわの中に入ってみる。
思いのほか広く、人間ドックの胃カメラで、人の内臓に入っていくみたいだ。
なかなか面白い。左に曲がるといきどまりだったり、オブジェが置いてあったり。
黄色いバルーンの中はちょっとわくわくでクスクスと笑えるところでした。
再び外に出て全体を眺めてみると、まっすぐな線で描かれたガラスのピラミッドが
「参ったなぁ。こんなモコモコなもの中に入れられちゃったよ。」と
少し困った顔で、それでも優しく包み込んでいるように見えました。