求む!!進化
2022年03月02日
確定申告時期になると、お客様によって提出いただく資料の量の差が出やすいのが「ふるさと納税」と「医療費」でしょうか。
ワンストップやマイナカードで幾分便利にはなったかのように感じますが・・・この2つのデータを自治体や医療機関・社会保険関係機関のデータベースと連携させて、確定申告に使用するために吸い上げてくれるだけで作業がどれほど時短につながるかと毎年思っています。「ふるさと納税や医療費って言ったって、たかだか10枚20枚の内容を確定申告の作成ソフトに入力するだけでしょ?」と、思われるかもしれませんが、私の担当するお客様は中にはかなりの金額のふるさと納税をされる方がいらっしゃるので、その紙束は1cm程度になることもあります。医療費も家族分合算で10万円超の方も同様です。報酬をいただいて作業をしているとはいえ、世の中のありとあらゆるものがものすごい速度で電子化していくなか、「お上はどうして紙ベースから脱却できないんだろうなぁ」と、この時期は特に感じてしまうんです。
エストニアのように政府の電子化が進み、マイナカードで健康保険証のみならず、多くのものが紐付いてくるようになっていけば、年末調整や確定申告に携わる人はそれに多くの時間を費やさなくても良くなりますし、国民が各々で納税額の承認ができるようになったら、私どもの仕事は減るかもしれません。ですが、各々が自発的に課税額を知り承認することにより、税金を「とられる」という感覚から「納付する」という意識に変化していくようになっていくのではないでしょうか。
エストニア政府のX-roadについては端折りましたが、ネットに記事は掲載されていますので興味を持たれた方は検索してみて下さいね。 E