睡眠負債!?
2017年06月19日
ここ数日、ネット上で「睡眠負債」というワードを目にすることが多かったように感じます。
なんでも、NHKが放送したテレビ番組やそれに関連した記事が発端となっているようで、
睡眠時間が短いと脳のパフォーマンスが低下し、がんや認知症のリスクも高まる、といった内容だったそうです。
極端な睡眠不足は脳の機能を低下させる、と認識されている方は少なくないと思いますが、
今回特に注目を集めたのは「1日6時間」の睡眠でさえも「不足した睡眠時間」が負債のように貯まり、
時間をかけて体を蝕んでいく、といった点だったのではないでしょうか。
(ちなみに、20~50代に必要な睡眠時間は1日7~8時間と言われているそうです。)
しかも自分ではこの睡眠負債に気付きにくい、というのが厄介です。
私は当該のテレビ番組を見ていなかったので、NHKスペシャルの公式サイトを見ながらこのブログを書いていますが、
自分の学生時代を思い出すと6時間睡眠は当たり前…というより、平日に関しては6時間も寝れれば上等、くらいに考えていました。
理由としてはゼミ等で帰りが遅かった、夜までレポートを書いていた、ネットサーフィンが止められなかった、なぜかわからないけど寝付けない…など様々な理由がありましたが、
仮に7~8時間寝るだけの時間的余裕があったとしても、なんだかんだ6時間程度の睡眠しかとらない生活をしていたと思います。
そのぶん休日は10時間以上「寝だめ」することもざらだったわけですが…これはまさに睡眠負債がある証拠ですよね。
「寝る」ことの重要性を理解しながらも「まだ今日という日に満足していない」「まだやりたいことが残ってる」といった気持ちが優先して
睡眠時間が短くなり、翌日にツケが回って地獄を見る、というのは私の人生においては決して稀な出来事ではありませんでしたが、
心の中ではなんとなく「寝不足はその日のうちに解決する問題」だと思っていました。
それが実は何日、何か月、何年という時を重ね「負債」として溜まっていくということで、「睡眠負債」は個人的にはなかなかインパクトのある話題でした。
今までの人生でどれくらいの負債が溜まっているかはわかりませんが、少しづつ返済していけるよう(これ以上増やさないよう?)、
これからはもう少し睡眠に気を使ったほうがいいかな、と思った週末でした。
M浦