祝・日本遺産登録
2019年07月10日
本年5月に、空知地域を中心とした産業遺産群「炭・鉄・港」が日本遺産に
認定されました。旭川周辺ではすでに「カムイと共に生きる上川アイヌ」が
日本遺産に登録されており、「炭・鉄・港」は北海道では4件目の登録となります。
「炭・鉄・港」の中でも「炭=石炭」に関するストーリーは、北海道のみならず
日本の近代化を知る上でとても興味深いものです。4月に起きた夕張市石炭博物館の
模擬坑道火災のニュースで、石炭採掘遺構の存在を知った方も多いと思いますが、
空知地域には他にも多くの遺構が残されています。中には維持管理の難しさから
取壊しの危機に瀕している遺産群が多くありますので、日本遺産登録を期に、
保存活用の道筋が開かれることを期待しています。
旭川周辺からですと、国道12号から神居古潭で道道4号に入り、芦別~赤平~歌志内~
上砂川を巡るルートがおすすめです。赤平には立坑施設内を見学できる施設もあり、
芦別の道の駅では炭鉱夫メシとして受け継がれているガタタンラーメンを味わうこともできます。
これから夏に向けてのドライブシーズンに、ぜひ「炭・鉄・港」巡りをしてみてはいかがでしょうか。
KZ
「夏草や 兵どもが 夢の跡」