落語の思い出
2023年06月13日
先週はコロナにかかってしまい、お休みを頂いていました。
幸い軽症で済みましたが、激しい喉の痛みとずっと微熱~熱を行ったり来たりで、これで軽症?と思うような数日間でした。
発症から五日目くらいでようやく何かをやる気力が復活したものの、どうにも集中力が続かず、何より目を開けていられず。読書も映画も見ていられず、かといって音楽を聴いているだけもつまらずで、紆余曲折の結果Youtubeに挙がっている歌丸師匠の落語をぼーっと聞いていました。
ふだん落語なんて聞かず、歌丸師匠と言えば笑点のイメージしかなかったので新鮮な気持ちでした。聞いた中だと「ねずみ」「竹の水仙」が印象に特に残りましたが、どちらも甚五郎の話ですね。
月並みな言葉ですけれど、落語家って本当に話が上手いんだなあ……と熱に浮かされながら聞いていました。間の取り方、登場人物ごとの切り替え、演じ方、どれもすごいものだなあと。
落語と言えば、学生時代に一度だけ、目の前で落語を聞いたことがあります。
シリル・コピーニさんという方が大学にいらっしゃって、日本語の落語公演をされたのです。その方の落語を聞いたのが初めての落語体験でした。
在日フランス大使館の職員と、翻訳と、落語の三足の草鞋を履いている方で、正式に弟子入りはされていないので「落語家」でなく「落語パフォーマー」なのだと仰っていました。なぜそんな方が地方の大学に?と思ったら教授がお知り合いだったそうです。ご縁ですね。
あの時は何の噺を聞いたのかが一向に思い出せないのですが、とにかく面白かった思い出があります。
少し懐かしくなってご本人のHPを見たら、色々と漫画やゲームの翻訳もされているんですね。というか名探偵コナンのスピンオフ「犯人の犯沢さん」もフランス語になっているとは……。
(ご本人のHP)https://cyco-o.com/
HPから既に面白い人だな~とにじみ出ている(気がする)ので、ご興味があればぜひ。
よしでした。