所員ブログ

近所で観光

2020年05月13日

先日、運動不足と気分転換を兼ねて近所を散歩しました。
私が住んでいる地域は、少し歩くと田園地帯が広がっています。特に見るもは無いと思われがちですが、実は明治28年から開拓が始まった歴史のある地域です。
旧松江藩藩主の3男、松平直亮伯爵によって、当時流行した華族農場である「松平農場」が置かれ、主に香川・富山からの入殖者によって開拓が始まっています。かつての農場跡地には、往時を伝える史跡として「興国神社」が残されています。境内には、開拓の功労を伝える碑や、当時の宮家・華族お手植えの松などを見ることができます。お手植えの碑には、久邇宮・伏見宮を初め、徳川家達(徳川宗家16代当主)等の名前もあり、中央から多くの人が視察に訪れたことが伺えます。

当地の歴史や神社のことは以前から知っていましたが、実はあまりに近すぎて訪れる機会を逸していました。
遠出できない今だからこそ、近所の歴史で観光気分を味わうのも良いのではないでしょうか。知らなかった街の顔が見られるかもしれません。

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