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インテルの一人負けですか

2024年09月25日

パソコンの頭脳と言われ、その性能を決めるCPU(中央演算処理装置)という部品がありますが、CPUのメーカーとして世界最大のシェアをもつのがインテルという会社です。私のパソコンもそうですけど、たぶん、かなりの数のパソコンにはインテルのCPUが入ってると思いますし、「インテル入ってる」というフレーズで有名なテレビコマーシャルも一時期ずいぶん流れてましたから、私のようなパソコン音痴でもその名前ぐらいは知ってます。

そのインテルが四半期では2期連続赤字となり、直近期(3か月)では日本円で約2,300億円もの赤字を出したという新聞記事が出てました。不振の原因は生成AIのデータ処理を行う高性能半導体への対応遅れだそうで、インテルに代わって業績を伸ばしてるのが同じアメリカのエヌビディアという会社だそうです。不振が続くインテルとは対象的にこの3年間で売上を5倍に伸ばし、いまやインテルの3倍近い売上となっているんだそうです。

ほんの3年前までは世界の半導体企業で売上トップだったインテルがいまや一人負けと言われる状況になってるそうで、全従業員の15%にあたる15,000人もの人員を削減したり買収されるウワサも出るなど、この3年間での凋落ぶりにはすごいものがあります。IT業界はもともと技術の日進月歩が早い業界ではありますけど、新しい環境に適応できないとこうなる、ということを、他業界の私たちも参考にしなければならないと思いました。

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