3澗円?
2024年11月05日
数字の単位の話です。「億」の次が「兆」なのは誰でも知ってると思いますが、では「兆」の次は? というと、答えは「京(けい)」で、「京」の次は「垓(がい)」と続きます。私もこの「垓」まではなんとなく知ってはいましたが、その次はというと、もう出てきません。
で、これはなんの話かというと、ロシアの裁判所がこのたびアメリカのIT大手グーグルに対して、ロシアの国営テレビなどのチャンネル停止が続いているとして罰金の支払いを命じたそうですが、その金額が2澗(かん)ルーブルだったということで、はて? 「澗」という単位は聞いたことないなー、という話なんです。日本円にすると約3澗円。で、調べてみると、「垓」のあと途中3つの単位を挟んで「澗」となるそうで、ゼロの数はなんと36個! 億のゼロの数は8個で、兆でも12個ですからね・・・ ちなみに、全世界の国内総生産の合計が110兆ドル(1京と6,500兆円)ぐらいだそうですから、3澗円はそれをはるかに上回るまさに天文学的な金額になります・・・
グーグルのロシア法人はすでに破産申請しているそうで、金額の大きさ以前に支払う可能性は極めて低いそうですが、これはもう、とにかく莫大な金額を、ということで適当にゼロを増やしただけ、という感じがしないでもないですけどね・・・