日本でも分断が・・・
2024年11月26日
4年前に行われたアメリカの大統領選挙から、主にSNSなどを通じて意見の違う人たちが激しく対立する「分断」の現象が話題になりましたが、これがいよいよ日本でも見られるようになってきた、と言われてますね。
先日行われた兵庫県知事選挙で、斎藤知事を推す人たちと反斎藤派の人たちとがSNS上で激しく対立していたのがその典型例です。街頭演説などでは場所によってリアルでも一触即発の状況が見られたというから穏やかではありません。辞職せざるをえなくなった斎藤知事はこの選挙ではもともと劣勢だったはずなのに、SNSを駆使した選挙戦の終盤ではいっきに盛り返して当選してしまいましたから、SNSのチカラは恐るべきものがあります。ただ、SNS上で拡散される情報には真偽のほどが定かでないものが多かったらしいのと、AIその他のシステム上の作りによって、それを見る人の嗜好が自動的に反映される結果、自分たちの興味のある話題や情報ばかりが表示されるようになるということも大きな問題と言われていて、その結果、意見の違う人たちの間での分断が進み、しまいには、斎藤知事を失職に追い込んだ県議会議員の人たちの自宅付近で(危害を加えかねない)不審な人たちが目撃されるようになってるというから、これは怖い・・・
4年前のアメリカで起きた連邦議会議事堂への乱入事件のようなことが今後は日本でも起こるかもしれませんし、SNS上で怒りを買った人が日常生活で身の危険を感じるようなことが起きるとすれば、これは本当に怖い時代になってきました・・・。みなさん、情報はSNSだけでなくいろいろなところから得るようにしましょうね。