映画雑感 vol.124
2025年05月09日
今回は2013年に公開された「ゼロ・グラビティ」を取り上げましょう。
宇宙空間で作業をする宇宙飛行士が、ロシアが破壊した人工衛星のかけらである大量の宇宙ゴミに襲われてピンチに陥るんですが、そこからいかにして地球に帰還するか、というお話です。もちろんフィクションですが、本物の宇宙飛行士さんの話によれば、宇宙空間の描写はかなりリアルとのことでした。この映画ですごく特徴的なのが、劇中、顔が出る登場人物は主演のサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人しかいなくて(たしか)、別の俳優さんたちは声のみの出演と、宇宙服を着たままの遺体ぐらいという点でした。ただ、そこがまた宇宙空間での孤独をすごく暗示していて、仮に、一般の人たちが宇宙旅行できる時代が来たとしても(私の存命中は難しいでしょうけど)、私は宇宙には行きたくないなと思いましたけどね。
それにしてもこれは面白い映画でしたねー。もし観てないならおすすめです。