税金の無い国は存在するでしょうか?
2025年05月15日
という問いに対して、「ある」と本気で考える人はほとんどいないと思いますが、正解は「ある」だそうです。その国とは、先日のカトリック教の教皇選挙(コンクラーベ)で注目されたバチカン市国です。もちろんほとんどの人が知ってると思いますが、バチカンはイタリアのローマ市内にある独立国(!)で、バチカン国籍を持って国内に居住している人の数は240人ほど(600人ほどの国籍保有者の多くはイタリア国内に住んでいるんだとか)、国の面積は東京都千代田区にある皇居より狭い、世界最小の国なんだそうです。
で、そのバチカン市国には税金が無いんだそうです。ではどうやって国の運営をしているかといえば、世界に14億人いるといわれるカトリック信者からの寄付や、観光客からの収入だそうです。ちなみに、国の周りを囲んでいるイタリア(というかローマ市)との国境の往来も自由でバチカン市国による関税も無いんだそうです。アメリカのトランプ大統領による関税の対象にはなってるようですけどね・・。
かつて、パナソニック創業者の松下幸之助さんが、国家予算の1割を2.4%ほどの金利で毎年積み立てていけば、100年後には運用益だけで予算がまかなえるようになるから税金はいらなくなる、と言ったそうですが、現実にはなかなか難しいですよね。