映画雑感 vol.128
2025年07月18日
今回は、1998年に公開された「LAコンフィデンシャル」を取り上げましょう。1950年代のアメリカ・ロサンゼルスを舞台にした刑事もので、ある事件の捜査がきっかけで警察内部の腐敗が明らかになっていく、というストーリーです。出演はガイ・ピアース、ラッセル・クロウ、ケビン・スペイシー、キム・ベイシンガーというそれぞれが主役級の錚々たる俳優さんたちで、こういう映画は今はなかなか見られないかもしれません。もちろん、最新の映画でも、そこに出ている無名の俳優さんの中から将来のスターが出てきて、あの時の俳優陣は豪華だったと振り返るときがくるかもしれませんけど、それは何年か何十年か先にならないとわかりません。
この映画は1998年当時のアカデミー賞で作品賞の最有力候補と言われるぐらい良い作品だったんですが、同じ年の映画に「タイタニック」があったために、助演女優賞と脚色賞の2部門受賞にとどまったそうですが(タイタニックは作品賞、監督賞など11部門の受賞)、これはかなり面白い映画でしたよ。