コンビニ専業へ
2025年09月02日
セブン&アイホールディングスは昨日、コンビニ(セブンイレブン)を除く祖業のスーパー(イトーヨーカドー)やグループ約30社をアメリカの投資ファンドに売却したと発表しました。業績低迷が続いていたスーパーなどを切り離し、今後はセブンイレブンの経営に専念するようです。
今から約50年前、もともとイトーヨーカドーの社員だった鈴木敏文さんが周囲の反対を押し切ってグループの事業のひとつとして始めたのがコンビニ事業(セブンイレブン)でした。50年前というとヨーカドーやダイエーといったスーパーマーケットが全盛の時代でしたから、コンビニのような業態がうまくいくと思ってた人はたぶん鈴木さん以外は誰もいなかったと思うんですが、それがいまやグループの屋台骨となり、逆に大もとのスーパー事業を手放すことになるなんて、なんとも感慨深い話ですよね。
今回売却した事業には、赤ちゃん本舗や雑貨店のロフト、ファミリーレストランのデニーズなども含まれてるそうですが、最近は苦戦してると報じられることもあるセブンイレブンの「一本足打法」で、セブン&アイホールディングスははたしてどうなりますか。