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いきなり日本人の受賞

2025年10月07日

今年のノーベル賞受賞者の発表が昨日から始まりました。そして最初の発表となった生理学・医学賞ではいきなり日本の坂口教授の受賞が発表されましたね。素人の私たちには詳しいことはもちろんわかりませんが、免疫の過剰反応を抑える働きを持つ細胞を発見したことが今回の受賞につながったそうです。ところがこの研究、この分野で権威があったアメリカの研究チームが否定したことによって学会では長年「眉唾もの」の研究として白い目で見られていたそうですが、30年前の1995年に坂口教授がこの細胞の存在を発見し、それが他の研究者たちにも認められたところから一気に風向きが変わったんだそうです。長年、「異端」とみられていた研究でノーベル賞を受賞したんですから、これはさぞかし痛快だったでしょうね。

今回の研究成果は、現在はまだ治療法が無いとされている免疫系の疾患やがんの根本治療につながる可能性もあるそうで、20年以内には人はがんで死ななくなってるかもしれないとも言われてるそうですよ。坂口教授の好きな言葉は、幸運、鈍重、根気を意味する「運鈍根(うんどんこん)」だそうですが、インタビューに答えてる姿にもそのお人柄が現れていて、なんだかすごく良い感じの方でした。

 

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