サービスの質低下で従業員の処遇改善
2017年03月01日
宅配大手のクロネコヤマトが、
ドライバーの処遇改善を目指し
現在の宅配の指定時間を広げて
指定できる時間帯ワクそのものを減らすようです。
たとえば、
今までの「正午~14時」という指定時間帯を
「正午~16時」のように広げるなどで
指定できる時間帯のワクを減らそうというものです。
また場合によっては
夜遅い時間帯の指定を取りやめることも検討しているそうです。
インターネット通販の普及で宅配便の荷物量は急増しているそうで
人材不足ともあいまって
ドライバーの負担が増えていたそうですから
利用者側にとってはサービスの質低下になるこうした施策も
やむをえないのかもしれません。
宅配業界に限らず、
利用者にとってどんどん便利な世の中になっていくということは
それはすなわち、
サービス提供者側の負担がどんどん増えるという意味でもありましたから、
今後、コンピューターやAIなどの活用で人の負担を減らすか、
あるいは若干のサービスの質低下を世の中のみんなで受け止めてあげることが、
今後の大きな流れなのかもしれません。