事業承継問題はやはり深刻です
2017年10月06日
経済産業省の分析によると、
127万社もの中小企業で後継者が不在だそうで、
それを理由に会社をたたむ中小企業の
なんと5割が黒字の会社なんだそうです。
要するに儲かってはいるんです。
「痛くない注射針」で世界的にも有名な岡野工業という
創立90年にも及ぶ老舗企業もあと数年で会社をたたむそうですが、
この会社ももちろん黒字で
たたむ理由は、現在84歳の会長の後継者がいないからだそうです。
利益をちゃんと出している黒字企業の廃業を放置すると、
岡野工業のような会社が持つ優良技術が断絶してしまう恐れがあるのと、
2025年までの8年ぐらいの間に、
650万人もの雇用と22兆円ものGDPが失われるという試算もあるそうで、
6割以上の経営者が70歳を超える2025年までの対応が勝負になるようです。
何年か前から、国もこの事業承継問題について
いろいろな対策を打ってはいますが、
こうした事実をみるとまだその成果は上がっていないようですね。
私たち会計事務所も
この事業承継問題に関してはいろいろなお手伝いができると
思ってるんですけどね・・・。