さらばモーレツ
2017年11月27日
という見出しが日経新聞に出てました。
高度経済成長時代の日本人は
「モーレツ主義」とか「モーレツ社員」などとよばれ、
とにかく長い時間を働いてたことで有名です。
その典型的な社長として、
日本電産の永守会長兼社長が有名です。
永守さんは「元日以外364日働く」という働き方で、
みずから創業した日本電産を40年間で売上1兆2千億円、
従業員12万人の大企業に育て、
これまで50件以上のM&Aも成功させてきた方です。
その永守さんが、
M&Aを通じて傘下に収めた欧米企業の社員の働き方をみて
勤務時間の長さで勝負する日本との労働生産性の違いに驚いたそうです。
もちろん、
労働生産性が高く、短い時間でより大きな成果をあげていたのが
欧米企業です。
いわく、「プロの働き方で無駄がない」んだそうで、
このままでは日本は欧米企業との戦いに負ける
という危機感を募らせていたそうです。
そこで、
グループの売上が1兆円を超えてから
永守さんは生産性を高めて2020年には残業ゼロを目指す
と宣言したそうですが、
モーレツ社員の権化のような方のこうした考え方の変化は
これからの日本人の働き方そのものも
変えていくことになるのかもしれませんね。