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せちがらい世の中になりました

2018年02月08日

平昌オリンピックがいよいよ明日開幕しますが、

選手の肖像権をめぐって

みなさん、なんだか大変なようです。

 

たとえばスケートの羽生選手と契約しているある健康食品メーカーでは

大会期間中は同選手の肖像権が日本オリンピック委員会(JOC)の管轄になるため、

同社の製品広告などから羽生選手をカットするんだそうです。

また、

スキージャンプのレジェンド葛西選手が所属する土屋ホームでは

同社の社員さんだけで葛西選手の壮行会をやったそうですが、

その様子がテレビやマスコミで報道されると

肖像権の侵害にあたる可能性があるので非公開にしたそうですが、

壮行会を非公開で行うのは初めてだったとか。

同社いわく、

「自社社員の壮行会をマスコミに報道させるにも

 お金を払ってオリンピックの協賛企業にならなきゃいけないのか・・・」

 

多額のお金を払ってオリンピックの協賛企業になった側からすれば

お金を払ってない企業や個人がその意図はなかったとしても

広告宣伝的に選手たちを使えてしまうのは納得いかないでしょうし、

2年後の東京オリンピックを見据えてこうした「知的財産権」を保護するのは

世界の潮流として大切なことなんでしょうけど、

それにしてもなんだか神経質過ぎるような・・・。

 

土屋ホームの会社案内の冊子では、

自社の社員である葛西選手を紹介するのに

五輪という言葉を使っているのがまずいとJOCから指摘され、

この冊子を作り直すことになったそうですが、

オリンピックに出場している自社社員(何度も言いますが)を紹介するのに

オリンピックという言葉を使えないなんて

なんだかヘンじゃありません?

 

2年後の東京オリンピックでは

いったいどんなことになるのやら・・・。

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