フェラーリのすごさ
2018年02月23日
フェラーリといえば
イタリアの超高級スポーツカーで、
スーパーカー世代の私たち50代前後の男性にとっては
憧れのクルマです。
(私はランボルギーニやポルシェのほうが好きでしたけど)
そのお値段ですが、
1台2,500万円~4,000万円(特殊モデルなら1億円以上!)と
ほぼ家が買える値段のクルマですが、
世界的に販売が絶好調なんだそうです。
年間の販売台数は9,000台程度で
年間10,000,000台売るトヨタやフォルクスワーゲン(VW)などと比べれば
規模では1,000分の1にも満たない零細メーカーです。
ところが、
会社の株価でみるとトヨタの10分の1程度、
VWなら5分の1、
GMなら半分程度で
株価の上昇率でみると自動車業界ではダントツの1位なんだそうです。
販売(製造)台数が少ないのも
実はブランドの価値を維持するためにあえて抑えているんだそうで、
(お金を出せば誰でも買えるわけじゃない)
日本円で約1,000億円の営業利益を販売台数で割ると
1台あたりの利益はなんと1,200万円!(売上じゃなく利益ですよ・・・)
1台あたりの利益が21万円程度のトヨタと比べると
その差はなんと50倍(トヨタ車50台分)です。
ブランドに価値があれば
規模が小さくても儲かるという好例ですが、
でも、「フェラーリ」のようなブランドをつくるのは
なかなか難しいですよね・・・
ただ、
フェラーリのデザインを担当していた
業界では有名な日本人デザイナーさんが
(日本人がフェラーリをデザインしてたんですよ!)
あるセミナーで
フェラーリはマーケティングが上手なんであって、
自動車としての技術でみて本当にすごいのはドイツのポルシェ
と言ってたのが印象的でした(笑)