拓銀破たんを思い出しました
2018年05月16日
シェアハウスを取得するための融資に力を入れていた、
静岡のスルガ銀行の対応が問題になってますね。
問題の発端は女性向けのシェアハウスを販売していたスマートデイズ
という会社が倒産したため、
同社がオーナーに保証していた家賃の30年保証というのがダメになり、
多くのオーナーが借金だけを抱えることになったことです。
しかも、
その借金というのが多くのオーナーで1億円を超えているそうで、
単に副収入を得ようとしていた普通の会社員の人たちに
これだけ多額の融資をしていたスルガ銀行の対応が問題視されてます。
記者会見したスルガ銀行の社長(「頭取」じゃないんですね?)によると、
銀行の増収増益を継続しなければならないプレッシャーがあった
とのことですが、
それによって債務者の年収や預貯金額を銀行自らが書類を偽って
本来であれば融資できない人たちへ融資をしていた
というのは、なんとも驚きでした。
この融資に絡む顧客は1,258人で、
融資額にして2,035億円(1人平均1億6千万円)とのことですが、
なんだか、
拓銀の破たんを思い出したのは私だけではないですよね?
もちろん、
拓銀を破たんさせた当時の(国側の)反省から、
今回の件でスルガ銀行をつぶしたりはしないと思いますけど、
これは銀行もけっこう悪質ですよね。
副収入を得たい人たち、
うまい話にはご注意を・・・。