100億円の申告漏れ
2019年06月26日
中央出版という出版社の創業者が亡くなり、
その遺産を相続した遺族に相続税の税務調査が入り、
100億円の申告漏れを指摘された、というニュースが出てました。
これに係る税金は加算税などを含めて約60億円!
問題となったのは、
未上場だった中央出版社の株式の評価だそうで、
株式の評価について定めた国税のルールである「財産評価基本通達」
に従って評価した金額が少なすぎる
という指摘だったそうです。
ウェブのニュースなので詳しいことはわかりませんが、
国税のルールに則った評価計算が間違ってたわけではなく、
そのルール通りに計算したらダメと言われた、ということのようです。
たしかに、
不動産など、財産評価基本通達どおりに評価すると
実勢価格と大きく乖離するケースもあるそうなので
常にこの通達に従っていれば大丈夫というわけではないようですけど、
それにしても・・・。
もちろん、
遺族は不服申立てをしているようですけど、
個人の相続でこれだけ多額の税金が争われるのは
貸金業の武富士以来ですかね?
あれはたしか
今回よりもう一桁ぐらい金額のケタが大きかったと思いますけど。