「仕入税額控除」って意味わかります?
2019年07月31日
今朝の日経新聞やその他の全国紙、さらには地方紙の北海道新聞にも
経済産業省と中小企業庁の一面広告が掲載されました。
内容は、
「あなたのお店のレジは軽減税率に対応してますか?」
というタイトルで、10月から導入予定の消費税の軽減税率への対応
をうながすものでした。
領収書のサンプルを例に
10月以降、領収書に記載が求められるポイントを
全体としてはすごくわかりやすく説明しているんですが、
一点だけ、おや? と思ったのが表題の言葉です。
「あなたのお店のお客様が仕入税額控除を行う場合、
税率ごとに合計金額が記載されたレシートの保存が必要です」
という説明分があるんですが、
商売をやられている方々向けの広告とはいえ、
「仕入税額控除」って言葉の意味がわかる人って
会計事務所の職員以外にどれほどいるのかな?
というのが気になりました。
私たちも、ふだんの業務で専門用語はなるべく使わず、
わかりやすい表現を心がけなきゃなりません。
ちなみに、
「仕入税額控除」というのは、
税務署におさめる消費税を計算する際、
売上に関わる消費税から経費に関わる消費税をマイナスすることを言います。
これが認められないと
おさめる消費税が多額になっちゃいますからね。