低価格戦略は難しい
2019年12月03日
焼き鳥居酒屋の鳥貴族というお店があります。
大阪が本社で、東京都内ではよく見かけますが、
残念ながら北海道には店舗がありません。
ここのウリはなにしろ「安い」こと。
たしか全品298円。
鳥串や唐揚げはもちろん、おつまみやご飯もの、ビールやハイボールなど、
居酒屋さんですから、食べ物も飲み物もいろいろなメニューがあるんですが、
すべて298円。
私も一度だけ行ったことがありますが、
安いだけじゃなく美味しいんですよ。
ところが、一昨年の10月に280円から298円に値上げしてから
業績で苦戦しているんだそうです。
低価格で美味しい飲食店はそれだけでも流行りますが、
競合店が出てくるととたんに厳しくなります。
なにしろ低価格ですから、差別化のためにあまりコストをかけられませんし。
たしかに、
鳥貴族が一世を風靡してから、似たようなお店は増えましたもんね。
あるマーケティングコンサルタントさんによれば、
安さをウリにして勝ち続けるのはとても難しくて、
そうした会社はその業界でせいぜい1社か2社しかないそうです。
なので、
マーケティング的には
業種を問わず、
低価格戦略は取らずに高価格で差別化すべきだそうですが、
ご商売をやってるみなさん、いかがでしょうか?