監査法人は人手不足
2019年12月10日
「3か月ごとにくる決算の確認で残業に追われ、
家庭を持つイメージがわかなかった」
これは大手監査法人を辞めた20代の女性会計士の言葉だそうです。
この女性は監査法人を辞めた後、地元北海道の一般企業に就職したそうです。
東芝などでの不正会計が発覚して以来、
上場企業の監査を行う監査法人では業務時間が増えているそうですが、
一方で過酷な業務に嫌気が差して退職する会計士も続出し、
また、そうした業界に魅力を感じず、会計士を目指す人も減っているために
監査法人では慢性的な人手不足に陥っているんだそうです。
お客様が大企業ですから、万一、訴えられたときのリスクも大きいですしね・・・。
ただ、
そうした業務に見合うお給料がもらえればまだいいんでしょうけど、
欧米の監査法人では1億円の年収をかせぐ役員会計士もいる中、
日本の監査法人の役員会計士の年収は1,500万円ほどと言われてますから、
それで大きなリスクを背負って、家庭を犠牲にして
という人はなかなかいないでしょうね・・・。
私自身も監査法人を辞めてもう20年以上になりますが、
当時から、特に東京などでは過酷な勤務状況だったようですけど、
変わってないんですねー。
終電が終わったあと、監査法人の建物の周りにはずらっとタクシーが並ぶ
と言われてましたが、今もそうなんでしょうかね?