デパート受難の時代
2020年02月04日
山形県山形市にある老舗百貨店の「大沼」
というところが先月、自己破産を申請したんだそうです。
3つあった店舗はすべて閉鎖、191人の従業員は全員解雇だそうです。
どれぐらい「老舗」だったかというと、
創業年は今から300年以上前のなんと1700年!
松坂屋と三越に次ぐ全国3番目の老舗だったんだそうです。
倒産の直接のきっかけとなったのは
昨年10月の消費税増税以後の急激な売上の落ち込みだそうですが、
まあ、百貨店という業態そのものが厳しいと言われていた中ですからね。
このデパートの閉鎖によって山形県は
日本百貨店協会加盟のデパートが無い全国初の都道府県になるんだそうです。
百貨店協会に加盟していたかどうかはわかりませんが、
間違いなくデパートだった丸井今井と西武を含めて
旭川にはデパート(っぽいのも含めて)が3つか4つありましたが、
最後のデパート(西武)が消えてからもう3年以上、
デパートがない街というのはなんだか寂しいもんです(古い人間の感覚かな?)。
北海道には札幌という大都市がありますから、
北海道からデパートが無くなることはしばらく無いでしょうけど、
東京都内ですら、デパートが無くなる時代ですからね。