もしも日本とアメリカが
2020年02月18日
最近、あるテーマの本を何冊か読みました。
そのテーマとは、
日本とアメリカの戦争(太平洋戦争≒第二次世界大戦)は
日本が仕掛けたものではなく、実はアメリカが仕掛けたものだった!
当時の状況からすれば、広島と長崎に原爆を落とす必要性はまったくなかった!
開戦直前まで和平を望んでいた日本側に戦争犯罪人などおらず、
日本を利用してヨーロッパの戦争に参加したくてしかたなかった、
当時のアメリカ大統領であるフランクリン・ルーズベルトこそが戦争犯罪人だ!
まあ、いわゆる陰謀論というやつですね。
歴史修正主義ともいうそうです。
そうじゃない立場の人たちからすると、
眉唾ものの怪しい主張ということになりますが、
ただ、
これを主張しているのは一部の右寄りな日本人だけじゃなく、
当のアメリカの国会議員(の重鎮さん)や
戦後日本を占領したGHQトップだったマッカーサー、
さらにはフーバー元アメリカ大統領(ルーズベルトの直前の大統領)といった
ビッグネームの人たちだというのが興味深いところです。
日本に観光などで来た外国人に、
日本人は皆やさしくて礼儀正しいのに、
どうして先の戦争では残虐だったの? と疑問に思う人が多いらしいんですが、
こうした立場(歴史修正主義)に立つ人によれば、
日本人は第二次大戦時はもちろん、昔からやさしくて礼儀正しいのであって、
そういう「日本人=残虐」という考え方がそもそも
アメリカを始めとする戦勝国のプロパガンダだったというんですが、
はたしてどうなんでしょう?
歴史に「もし」はありませんが、
もし日本とアメリカが戦争してなければ
ソ連(今のロシア)が東ヨーロッパを支配することもなければ
中国が共産主義になることもなかった、という見方もあるそうですが、
そういう世界も見てみたかったもんですねー。
もちろん、その世界では北方領土も日本のままだそうですよ。