東京大空襲
2020年03月10日
第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)3月10日の深夜0時過ぎ
アメリカ軍による東京への「空爆」が行われました。
ただ、飛行機から投下したのは通常の爆弾ではなく焼夷弾。
これは「破壊」を目的とするものではなく「焼き払う」ことを目的としたもので
木造建築物が密集する東京の下町は
わずか2時間程度の爆弾投下で焼け野原となり、
死者数はなんと10万人にもなったそうです。
先日のテレビでやってましたが、
死者数でいうと
原爆が投下された広島が14万人、長崎が7万人
(その後の後遺症などによる死者数を入れるともっと増えるそうですが)
ですから、
原爆による被害に負けないぐらいの大変な被害者数だったんですが、
原爆に比べて被害の大きさがあまり知られていないのは、
原爆のような被害の痕跡が残っておらず(焼け野原になったから・・・)
空襲自体は全国的に行われてめずらしいものではなかったため、
原爆ほどのインパクトが後世に残らなかったのでは? と言ってました。
ちなみに、
攻撃する側からみると「空爆」
攻撃される側からみると「空襲」となるそうです。
私たちが最近テレビのニュースで聞くのは「空爆」という言葉ばかりで
襲われる側の立場に立った「空襲」という言葉はほとんど聞きませんよね。
今日、3月10日はこの東京大空襲からちょうど75年目になるそうです。
被害者の方々のご冥福をお祈りします。