メンタル・アカウンティング
2020年06月19日
今朝の日経新聞一面のコラムが面白かったです。
人は、自分が汗水たらして稼いだお金は大切に使うけど、
ギャンブルなどで得た「棚ボタ」のお金は散財しがち
だそうで、そういう人の心理を、
ノーベル経済学賞を受賞した学者さんが行動経済学という学問の中で
「メンタル・アカウンティング」と名付けたんだそうです。
人は無意識に、大切なお金とあぶく銭を区別するというわけです。
自分が勤める会社のお金を横領した、なんて事件では
びっくりするような大金を横領するケースも少なくないですが、
そんな大金をいったい何に使ったのかと思えば
これがギャンブルや投資だったりすることがけっこう多いんですけど、
そういう心理は学問的に名前がついてたんですね。
コラムでは、
今回、自分の選挙区で票を集めるためにお金をばらまいたとして
公職選挙法違反容疑で逮捕された前法務大臣夫妻の話題とからめてますが、
コラムにも書いてたように、
国民から集めた税金の使い道を決める公務員や国会議員さんは
くれぐれも
税金を、散財してもかまわない「あぶく銭勘定」にしないでほしいもんです。