ミネルヴァの闇
2020年06月26日
テレビCMなどで有名だった、
東京ミネルヴァ法律事務所という弁護士法人が破産した
というニュースには驚きましたが、
その破産の裏にある闇の事実という、ある雑誌記事の内容にも驚きました。
負債総額が51億円という、
同じ「士業」を経営する私には考えられない金額
で破産した弁護士事務所でしたが、
このミネルヴァを事実上「支配」していたのが
実は、ある広告会社(株式会社)だったそうです。
その会社の代表は
これまたずいぶん前に破綻した消費者金融大手の武富士
の札幌支店長を務めた人物で、
今から20年近く前、
弁護士や税理士など「士業」の広告が解禁されたのを受けて
そうした士業を専門とする広告代理店として設立されたのが
この会社だったそうです。
テレビCMを始めとした広告のみならず、
人員の派遣を通じた事務所のバックオフィス業務をすべて引き受け
高い外注費を払わせられていた同事務所は
本来は顧客に返還しなければならない預り金に手をつけざるをえなくなった
というのが記事の内容です。
さらに怖いのは、
この会社の「支配下」にある弁護士事務所や司法書士事務所は
他にもあるとされ、
ミネルヴァと同じ問題がすでに他でも起きている可能性が高い
という記事の内容です。
ひょっとして、税理士事務所でも
ここの「支配下」にある事務所なんてのがあるのかな・・・。