映画雑感 vol.7
2021年01月15日
ちょっと間が空きましたが
前回、「ドクター・スリープ」というホラー映画をご紹介しました。
これには原作となった小説がありまして、
その小説の作者がホラー小説の帝王と呼ばれるスティーブン・キングです。
もちろん、ドクター・スリープの前作の「シャイニング」もキングの原作です。
割と最近、テレビコマーシャルをけっこうやってた「IT」という
殺人ピエロの怖いホラー映画がありましたが、これもキングの原作です。
ホラーの帝王なので小説は基本的に怖いものばかりです。
最近はめっきり読まなくなりましたが、
実は私、そんなキングのファンで、
最近の作品以外はほとんど読んでます。
で、そのキングの小説の中に「ミザリー」という作品がありまして、
これがこのブログの映画雑感vol.1で少しだけ触れた映画の原作です。
主演のキャシー・ベイツはこの映画でアカデミー主演女優賞を獲りましたが、
とにかく怖い演技でした。
内容としては、キング自身をモデルにしたと言われる人気作家が
頭がマトモじゃないファンの女性に監禁されて怖い目に合う
という映画なんですが、
頭がマトモじゃない(役の)キャシー・ベイツが
ハンマーを振り下ろすシーンの怖いこと、怖いこと・・・。
ただ、
このハンマーのシーン、原作の小説は実はもっと怖い設定になってまして、
さすがにこれは映像にできなかったんだろうなという内容でしたので
興味があれば映画だけでなく原作のほうもどうぞ。
ミザリーを監督したロブ・ライナーは
1987年に公開された「スタンド・バイ・ミー」という映画でも監督を務めましたが、
(ベン・E・キングの主題歌は有名ですよね)
この、ホラーとは無縁の映画と思われてるスタンド・バイ・ミーも
原作者が実はキングなんですよね。
また、
1995年公開の「ショーシャンクの空に」というさわやか(でもないか)
な映画がありましたが、
こちらも原作者が実はキング(小説のタイトルは「刑務所のリタ・ヘイワース」)
ですし、さらに言うと、
トム・ハンクス主演で2000年に公開された話題作「グリーンマイル」
という感動映画の原作者も実はキングなんですよね。
ホラーの帝王は実はホラー以外の小説もけっこう書いてるんですけど、
でも、キングファンが見ると、
それぞれやっぱりキングっぽい設定が含まれてますけどね。