手形が廃止される
2021年02月22日
という新聞記事が北海道の地方紙に出てました。
政府は2026年までに約束手形の利用廃止を目指す方針を固めた
という内容でした。
海外ではほとんどみられないこの手形という制度は
手元資金が少ない企業の資金繰りに役立つ一方、
期限までに支払い資金の準備ができないと即銀行取引停止(≒倒産)
となってしまうため、
近年では中小企業の資金繰りを圧迫するデメリットの方が大きい
とも言われていた制度でした。
その利用高もピークの1990年と比べて97%も減ってるそうですから、
令和の現在では手形の役割は終わりつつあったのかもしれません。
ただ、
日経新聞によると、廃止するのは紙の約束手形で
「電子手形」に移行させる予定と書いてましたから、
実質的に何が変わるのか、この記事だけではまだ詳細がわかりません。
もともと手形の制度は明治時代にできたものだったそうですから、
いずれにしても見直しは必要なんでしょうけどね。