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相続で大切なのは家族が揉めないこと

2021年04月15日

相続税には、遺された財産がこの金額以下なら相続税がかからない、

という基礎控除と言われる金額があります。

平成26年までに亡くなった方であれば基礎控除は

5,000万円+1,000万円 × 法定相続人の数

でしたから、

4人家族でお父さんが亡くなった場合には8,000万円まで相続税はかかりませんでした。

が、税制改正により平成27年以降はこれが

3,000万円+600万円 × 法定相続人の数

と改正され、上記の家族の例だと

4,800万円を超えるともう相続税がかかるようになってしまいました。

もちろんこの4,800万円には自宅などの不動産も含まれます。

この結果、相続税を申告する必要のある方々は、

以前の4%から8%へとほぼ倍増することになり、

相続税は必ずしも資産家にだけかかる税金とは言えなくなりました。

そのため、相続税対策の必要性も以前よりも重要になってきたわけですが、

これは必ずしも税金を安くすることだけが目的ではなく、

納税資金がどれぐらい必要になり、

それをあらかじめどうやって準備しておくか、

ということも対策の重要な目的となります。

もちろん、

相続で最も重要なのはそうした税金の話よりも、

遺されたご家族がモメないような対策をとっておく、ということなんですが、

今回の相続セミナー(配信は明日16日)では、

そういったところもお話できればと思ってます。

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