映画雑感 vol.19
2021年04月23日
今回は怖い映画をご紹介しましょう。
1996年公開の「セブン」という映画です。
キリスト教の7つの大罪をモチーフにした連続殺人事件を扱った映画で
出演はブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロウ、
そしてケビン・スペイシーです。
今でも覚えてますが、
新作映画を紹介するテレビ番組のコーナーで
解説の人が「この映画はすごい!」と言ってたのを聞いて、
これは見なきゃということで映画館で見たんですが、
まあー、怖いこと、怖いこと・・・。
いわゆるホラー映画のような目を背ける場面が多い怖さとは違いますけど、
でも、映画としては衝撃的な面白さでした。
この5年ぐらい前に「羊たちの沈黙」という同系列の怖い映画がありましたが、
これもやはり衝撃的な面白さだったので(こちらも怖い映画でしたけど・・・)、
似たような映画だろうと予想して見に行きました。
で、その予想はハズレはしなかったものの、
後味の悪さはダントツで「セブン」です。
何しろ、
監督のデビッド・フィンチャーという人が、
そういう(後味の良い)映画は作りたくないと公言してる人ですからね・・・。
「羊たちの沈黙」や「セブン」が公開されたあと、
猟奇的な殺人犯を扱った映画がいくつも公開されましたが、
日本の映画はもちろん、
ハリウッド映画ですら、この2つの映画の殺人犯に比べたら、
闇の深さがどうしても薄っぺらく感じてしまうようになり、
私の中ではいまだにこの2つの映画を超える怖い殺人犯がいません。
すごく話題になった映画ですから見た方も多いとは思いますが、
なにしろ怖いですから、
もしまだ見てなくて、怖いものを見てみたい、という方であれば
セブンはぜひどうぞ。
でも、本当に怖いので覚悟して見てくださいね・・・。
(今回は「怖い」という単語が多い回でしたね・・・)