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映画雑感 vol.20

2021年05月07日

先日行われたアメリカの映画の祭典アカデミー賞では、

「ファーザー」という映画で、

アンソニー・ホプキンスという名優が主演男優賞を受賞しました。

83歳での同賞受賞は史上最高齢だそうで、

ご本人にとっては2度目の主演男優賞となります。

で、

アンソニー・ホプキンスにとって最初の主演男優賞受賞となったのが、

前回の映画雑感で少し触れた「羊たちの沈黙」という映画です。

演じたのはハンニバル・レクター博士という、

精神科医であり、なおかつ怖い怖い連続殺人鬼の役でした。

トマス・ハリスという作家の小説が原作ですが、

「ハンニバル」と「カニバル(人食い)」をかけてるんだそうで・・・。

日本での公開は1991年で、

前回ご紹介した「セブン」がアカデミー賞の受賞がなかったのとは対象的に、

こちらは、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の5冠を受賞し、

大変評価の高い映画でした。

もちろん興行的にも大ヒットしましたし、

怖い映画ですけど、セブンと同じくホラー映画ではありません。。

(私はホラー映画が苦手なのでそちらはほとんど見ないんですけど。)

公開されるまでは、

別の映画ですでにアカデミーの主演女優賞をとり、

名優として評価の高かったジョディ・フォスターの方がたぶん

注目されてたと思うんですけど(この映画でまた主演女優賞を受賞しましたが)、

この映画はなんといっても連続殺人鬼役のアンソニー・ホプキンスです。

とにかく怖い・・・。

この映画を見たあとは

別の映画でアンソニー・ホプキンスを見ても、

どうしてもこの映画のイメージが抜けず、

「目が怖い・・・。きっと人知れず怖いことをしてる・・・。」

といまだに思っちゃうんです。それぐらい強烈でした。

同じ役で出演した続編の「ハンニバル」もまた怖かったですしね。

 

これから公開される最新作の「ファーザー」は、

アンソニー・ホプキンスが認知症の父親を演じた重厚な人間ドラマ

だそうですが、私はこれを見てもきっと、

「いやいや、認知症のフリをして実は・・・」

なんて思っちゃうんだろうな・・・。

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