どっちがいいかな

2021年05月13日

ソフトバンクの昨年度の最終利益が4兆9千億円となり、

国内企業としては過去最高の利益となった、というのが話題です。

日本を代表する企業であり、

利益の多さでも常に日本企業のトップ水準のトヨタですら2兆2千億円ですから

いかにすごい金額かがわかります。

現在の世界を席巻しているアメリカのGAFAとも肩を並べる水準だそうで、

アップルが6兆2千億円、

グーグルが4兆4千億円、

フェイスブックが3兆1千億円、

アマゾンが2兆3千億円といいますから、

今回のソフトバンクの利益はアップルに次ぐ金額ということになります。

ただ、

ソフトバンクのこの利益の内訳は、

世界的な株高を背景にした保有株の評価益がメインだそうですから、

トヨタやGAFAと違って、

株式市況によって左右される不安定なもの、と言えるかもしれません。

実際、昨年のソフトバンクの最終利益は

同社では過去最大となる9千億円の赤字だったようですから、

アップダウンがすごく激しいです。

もちろん、トヨタにはこういう激しいアップダウンがあまりありません。

うまくいけばとんでもなく儲かるけど、

失敗したらとんでもない損失になる、ある意味ばくち的なビジネスと、

（なんて言ったら怒られるか・・・株式投資には目利きが必要ですから、

　孫正義さんご本人はきっと、ばくちなんて思ってないでしょうしね）

とんでもない儲けは出ないものの（トヨタは十分とんでもない水準ですけど）、

その代わりにとんでもない損失も出ないビジネスと、

みなさんなら、どちらがいいですか？

会計事務所のビジネスはもちろん後者のタイプですけど。

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